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指標の考察、考案、作成

Relative line chart 相対始終線指標

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Relative line chart

相対始終線指標

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  • 概要

 

基準となる直近の一定期間において終値ベースの変動幅(上昇変動と下落変動)を計り、どちらの勢いが強いのかを判断し、どこで転換するか計測するための指標です。

 

直近n期間の各時点における終値ベースの上昇幅の累計と下落幅の累計を合計し、そのうち上昇幅の累計が全体の何%を占めているのかを計ります。

計算内では変動幅の半値を中心として0~100%の範囲で推移し、上昇局面に入ると数値が半値以上で推移し、下降局面に入ると数値が半値以下で推移します。

上昇幅の半値を超えれば相場は上昇加熱、下落幅の半値以下であれば相場は下落加熱であると判断します。



ラインチャートとは時間ごとの終値をつなげた線です。ローソク足にある始値、 高値、安値が表示されません。 最終的な終値だけをつないでいるため、窓空けもなく株価の動きの傾向が視覚的に把握しやすいといえます。

 

またローソク足でいうところの陽線、陰線、髭がないため値動きに惑わされないという利点があります

 

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  • 始終線 上昇傾向(水色)

 

n期間の終値の変動幅(上昇変動と下落変動)が一定値を上回り、かつ前日値よりも当日値が上昇した場合に描写されます。

 

  • 始終線 下落傾向(ピンク色)

 

n期間の終値の変動幅(上昇変動と下落変動)が一定値を下回り、かつ前日値よりも当日値が下落した場合に描写されます。

 

  • 始終線 もみ合い傾向(黄色)

 

n期間の終値の変動幅(上昇変動と下落変動)が横向き、もしくは変動幅(上昇変動と下落変動)と前日値よりも当日値の値動きが逆行した場合に描写されます。

 

  • 始終線 上昇決着傾向(青色)

 

n期間の終値の変動幅(上昇変動と下落変動)が一定値を上回り、上昇加熱と判断した場合に描写されます。

 

  • 始終線 下落決着傾向(赤色)



n期間の終値の変動幅(上昇変動と下落変動)が一定値を下回り、下落加熱と判断した場合に描写されます。

 

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  • 売買に対する判断

 

始終線 上昇傾向(水色)買い

始終線 下落傾向(ピンク色)売り

始終線 もみ合い傾向(黄色)購入を控えるor相場の転換を想定する。

始終線 上昇決着傾向(青色)極大値付近、逆張りを想定or購入を控える

始終線 下落決着傾向(赤色)極大値付近、逆張りを想定or購入を控える

 

  • 導入

インジケーターは「データフォルダ」→「MQL4」→「Indicators」の中に入れます。